【その参】 鼈甲細工師紹介
村田翠豊
[むらたすいほう]
時代を意識した感性豊かな作品の数々に施された彫刻技術は、
技法において業界一と評されている。
歩み
昭和23年|長崎県諌早市生まれ
昭和37年|鼈甲細工の修行開始
昭和45年|鼈甲業界初丸玉(真円)技法を完成させる/ネックレスの新デザインを考案 (喜平及び楕円輪つなぎ)
昭和60年|
宮内庁の要請により美智子妃殿下にブローチを制作献上する (三色継ぎ分け技法)
平成 8 年|日清製粉社屋落成式用に「昇り龍付打ち出の小槌」を制作 (社長は美智子殿下の弟君)
受賞作品
昭和42年|【長崎県産品新作展】鼈甲製「縁起額」※県知事賞
昭和45年|【長崎県工芸品展】鼈甲製「喜平ネックレス」※県経済部長賞
昭和52年|【長崎鼈甲組合新作展】鼈甲製「三色継ぎ分けネックレス」※金賞
昭和58年|【長崎鼈甲組合新作展】鼈甲製「三色継ぎ分けブローチ」※理事長賞
平成 6 年|【日本鼈甲協会工芸技能展】鼈甲製「三色継ぎ分けペンダント」※優秀賞
村田翠豊 氏
> 无垢
[むく]
鼈甲について
【その壱】 鼈甲とは…?
鼈甲のメガネは数種類の海亀の内、タイマイと言う種類の海亀の甲羅を加工して眼鏡を作ります。タイマイの甲羅はニカワ質に似たタンパク繊維が主体に出来ていて、素材の特性により肌あたりが良く、掛け心地の良いメガネが出来ます。眼鏡の製造には接着剤を使わず、熱と水分の調整により接着加工を行い、他に切削、磨き等の細工をして眼鏡に仕上げます。現在タイマイは国際保護動物に指定されており、輸出入は禁止されております。
【その弐】 お取扱いについて
上手に使えば驚くほど寿命が長いのが鼈甲素材です。
皮膚からの汗、脂、整髪料、化粧品による枠の汚れは、経年変化を早め
てしまうので、よく拭き取ってください。経年変化をしたフレームは磨
き等を施すことで新品に近い状態に戻すことができます。但し、フレー
ムが少しづつ細くなります。
【以下の点にもご注意ください】
◎乾燥した場所や高温多湿の場所に長時間放置しない。
◎超音波洗浄器に入れない。
◎長期間使用しない場合は弱い防虫剤と共に収納する等の注意が必要です。
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